病気を治すために行く病院。歯科においては虫歯や歯周病を治しに行かれる方が多いはず。虫歯は細菌が出す酸で歯が溶けることですが、歯は一度失われると生涯再生することはありません。さらに歯周病によって失われた骨も同様です。歯周組織とは歯を取り囲む骨などの組織のことですが、炎症によってその歯周組織が失われるのが歯周病。骨も一度失われると歯を保存しながら再生するのは困難です。また、虫歯や歯周病を放置しておくと、咬み合わせも悪くなります。ですから、治療はできるだけ病状が進行しないうちに正しく行い、将来にわたって健康な状態が維持できるよう口腔環境を整えて、メインテナンスしてゆくことが大事なのです。
「年をとると歯ぐきがやせる・歯が弱るのはしかたがない。」といった言葉をよく耳にします。患者様は〝歯周病は加齢による現象〟と考えられることが多いようです。たしかに身体は加齢によって衰えますが、人によってはお年を召されてもお手入れ次第でお口は健康そのものという方も。
虫歯と歯周病は歯科における代表的な病気ですが、原因は細菌感染や、咬み合わせのバランスを崩して炎症を起こすことと分かっています。つまり虫歯や歯周病は加齢現象ではありません。遺伝的要因や咬み合わせによって個人差はありますが、虫歯や歯周病は口腔環境のコントロールにより予防でき得るのです。
当院では虫歯、歯周病、咬み合わせの検査を必要に応じて行い、その検査結果を基に、「将来にわたって健康を維持するための治療計画」を提案させていただきます。カウンセリングルームにて患者様とこれからの治療とケアのゴールを患者様ご本人が納得していただける形で見いだしてゆきます。限られた治療法のみを押しつけるようなことはせず、幅広い選択肢からご自身に合った治療法を選択していただきます。「できるだけ歯を削らない・抜かない」ことをmottoとし、治療後は「もう治療をしない」ために将来にわたってお口を健康な状態に維持できるよう、患者様と共に予防に励ませていただきたく存じます。笑顔で末永くおつきあいさせていただければこれに勝る喜びはございません。患者様の健康に貢献できるよう日々邁進してゆく所存であります。